【デメリット5選】SE工法の評判は!?口コミから実態を調査

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「SE工法ってどうなの?」
「SE工法のデメリットが知りたい」

と、あなたは思っていませんか?

SE工法とは、在来の木造住宅の耐震性を高めたことが魅力の建築工法です。

SE構法(Safety Engineering 構法)とは、従来は鉄骨造やRC造において主流だったラーメン構法を、木造住宅に取り入れ、安全かつ便利に利用できるようにシステム化したエヌ・シー・エヌ独自の木造建築システムです。

引用元:【】TECTURE MAG『エヌ・シー・エヌが木構造技術センターを開設』

一方で、デメリットを知っておくことも必要です。今回は、3つの評判も合わせて解説していきます。

今後、注文住宅を建てたい方で、建築方法に迷っている方は、本記事をぜひ参考にしてみてください。

目次

SE工法のデメリット5選

SE工法のデメリットを解説します。

  • 施工できる工務店が限られる
  • コストが割高になりがち
  • シックハウス症候群の恐れ
  • 長期間の耐久度は証明されていない
  • コストダウンが容易にできない

以上、5つ紹介していきます。

施工できる工務店が限られる

施工できる工務店は全国に500社超あります。

『SE工法認定施工店』と呼ばれ、以下の7つの項目を満たす必要があります。

1 (株)エヌ・シー・エヌとSE構法実施基本契約を締結していること
2 (株)エヌ・シー・エヌとSE構法取引基本契約を締結していること
3 (株)エヌ・シー・エヌが実施するSE構法技術研修会を修了し、試験に合格したSE構法施工管理技士が1名以上在籍していること
4 原則として、建設業登録がなされていること
5 原則として、直接施工を行っていること
6 SE構法構造検査報告書を(株)エヌ・シー・エヌに必ず提出すること
7 (株)エヌ・シー・エヌが定期的に実施する技術講習会、勉強会に積極的に参加する意志があること

引用元:株式会社エヌ・シー・エヌ『導入フロー』

地方によっては見つけにくいことがあります。エリアが限定される方にとっては辛いです。

コストが割高になりがち

SE工法は、一般的な木造住宅に比べてコストが高くなります。理由としては、技術的な補強を施してあるからです。

たとえば、建物の下地や外壁部分を守るために、柱脚や基礎巾木等の施工が手厚くされています。そのため、材料費や補強する部分にかかる人件費などのコストが追加されるため、どうしても高くなってしまいます。

また、運搬上も扱いが異なるために、一度に運ぶ量が制限されます。この影響で、コストが追加されることもあります。

シックハウス症候群の恐れ

シックハウス症候群とは、新築の家に住み始めた時に、建材の接着剤などに含まれるホルムアルデヒドや防腐剤・塗料などに含まれる化合物、カビなどが原因で、目や喉の傷み、湿疹・咳・頭痛などのさまざま体調不良が起こることをいいます。

厚労省は建築作業でよく使われる13種類の化学物質に関して濃度方針を定めています。

SE工法の家も例外ではないため、シックハウス症候群の症状が出た場合は、すぐに処置を行うなど注意することが必要です。

長期間の耐久度は証明されていない

SE工法の木材には変質しにくい木材や強固な部分が使われています。複数の木材を継ぎ合わせて一つにしたタイプも使用されています。

この接合は金具や接着材料などで補強してありますが、百年単位の耐性をもっているかどうかは証明されていません。

また、SE工法は出てきてからまだ半世紀ほどしか経っていないため、実際にその手法で建築された建物が現存しません。長期間の耐性については、あくまでも理論上であることを考慮しておくべき必要があります。

コストダウンが容易にできない

SE工法は、設計の段階で構造計算などのオプション費用が発生するため、後から在来工法に変えたとしてもその費用を回収することはできません。

また、在来の在来工法とは構造が大きく異なるために、設計はいちからやり直しになります。用意に後から変更ができない点もデメリットの一つです。

はじめに選ぶ建築工法は、その家の構造を決めるものになるので慎重に選ぶ必要があります。SE工法に関わらず、構造の変更となると、すべての計算などが狂ってしまいますので気をつけましょう。

【実態暴露】SE工法のデメリットに対する評判3選

次の3つの評判を紹介します。

  • ちょっと高価なんだよね〜!
  • 吹き抜けや大空間がなければSEを選ぶ必要を感じなかった。
  • はっきり言ってメリットの無い工法だと思います

ちょっと高価なんだよね〜!

ちょっと高価なんだよね〜!それにSE工法の特徴を生かした間取りの設計してくれんと意味ないし・・・。

引用元:e戸建て

金額については、使用する金具などの材料が変わるのでどうしても高くなります。その分、耐震性が補強されている点が魅力です。

また、その補強によって選べる間取りが狭まるという特徴もあります。在来工法のメリットは、その自由度なのでそれが制限されるのは痛いところです。

吹き抜けや大空間がなければSEを選ぶ必要を感じなかった。

SEは在来より200万くらい高かったです。うちは諦めました。吹き抜けや大空間がなければSEを選ぶ必要を感じなかったので。

引用元:e戸建て

在来の在来工法とくらべて、200万ほど見積もりが高かったようです。

また、この方は吹き抜けにしたいなどの間取りにこだわりが強かったため、合わなかったようです。

自分がしたい間取りがあれば、それが実現できるかどうかまずは確認してみることが必要です。

はっきり言ってメリットの無い工法だと思います。

木造にどうしてもこだわると言うなら仕方無いかも知れませんが、そうでなければはっきり言ってメリットの無い工法だと思います。今年、4月より火災保険も改定されて、ただの木造扱いになり従来より保険料も高くなったし。

引用元:e戸建て

省令準耐火構造にすると火災保険料は安くなります。ただ、その分費用が追加されるので費用対効果があるかどうか、見積もりを見て検討する必要があります。

条件として、次の項目があります。

  1. 外壁及び軒裏が防火構造であること
  2. 屋根を不燃材料でつくり、または葺いたもの、あるいは準耐火構造であること
  3. 室内に面する天井及び壁は通常の火災の加熱に15分以上耐える性能を有すること
  4. その他の部分は防火上支障のない構造であること

参考:株式会社エヌ・シー・エヌ『よくある質問』
参考:一般社団法人 日本木造住宅産業協会『省令準耐火構造』

SE工法のメリット5選

SE工法にはいくつかのデメリットも存在しますが、それ以上に魅力を感じて採用する人が多いのも事実です。

SE工法(SE構法)は、木造住宅の新たな可能性を広げる先進的な工法であり、特に耐震性や設計の自由度においては、他の木造工法にはない大きな強みを持っています。

ここでは、SE工法を選ぶことで得られる具体的なメリットを5つに絞って紹介します。

それぞれメリットを詳しく解説していきます。

間取りの自由度が高い

SE工法は、木造でありながら鉄骨造に匹敵する構造強度を実現できる点が大きな特徴です。専用の『SE金物』や『Sボルト』を使用し、構造計算に基づいて建築するため、従来の木造住宅よりも制約が少なく、間取りの自由度が格段に高まります。

柱や耐力壁に依存しない構造のため、吹き抜けのある開放的なリビングや、広いワンフロア空間なども無理なく実現可能。デザイン性と機能性を両立させたい方にとって、非常に魅力的な選択肢となる工法です。

間口を広く取れる

一般的な木造住宅では、構造の安定性を保つために柱や壁の配置に制限が生じ、間口を広く取るのが難しいケースもあります。

しかし、SE工法では建物全体の強度を構造計算で確保したうえで設計できるため、大きな開口部や広い間口を実現しやすくなります。

たとえば、開放感のあるリビングやパノラマ窓のある間取り、ビルトインガレージなども比較的自由に設計可能です。土地の形状を最大限に活かした家づくりができる点も、SE工法ならではの魅力と言えるでしょう。

耐震性や断熱性に優れる

SE工法では、接合部に専用の金物を用い、構造体の強度が比較的高いため、地震の多い日本において安心して住み続けられる工法のひとつです。

また、気密性や断熱性にも優れており、外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい快適な住環境をつくることができます。省エネ効果や光熱費の削減にもつながり、長期的な住まいのコストパフォーマンスも向上します。

施工業者による品質のばらつきが少ない

SE工法の大きな特長のひとつが、施工品質の安定性です。使用する構造材は、工場で高精度にプレカットされ、専用の金物を取り付けた状態で現場に搬入されます。

現場での加工や調整が最小限に抑えられるため、施工者による技量の差が出にくく、品質にばらつきが生まれにくい点が魅力です。

また、SE工法は登録施工店制度を採用しており、一定の技術水準を満たした工務店でしか施工できない仕組みも整備されています。初めて家を建てる方でも安心して任せられる信頼性の高い工法です。

リフォームしやすい

SE工法の住宅は、構造体がラーメン構造のため、壁や柱の制約が少なく、将来的なリフォームの自由度が高いのも魅力です。

たとえば、子どもの独立後に部屋数を減らして広いリビングにする、ワークスペースを新設するなど、ライフステージの変化に応じた間取り変更がしやすくなります。

また、配管や電気設備のメンテナンスもスムーズに行えるように設計されるケースが多く、長く快適に暮らす住まいとしての価値を維持しやすい点もメリットのひとつです。

SE工法のメリットに対する評判3選

実際にSE工法で家を建てた方の声からは、メリットデメリットを並べただけではわからないリアルな体験がが見えてきます。

ここでは、インターネットで発見できたSE工法のポジティブな口コミを2つご紹介し、それぞれの内容を踏まえて解説します。

大空間に満足

「SE工法で建てましたが、広い空間を作れるのでよかったですよー。

ドアも天井までの大きなものです。

構造計算もしてくれるので、安心感があります!」

引用元:e戸建て

この口コミは、SE工法の『間取りの自由度が高い』『構造計算による安全性』といった特徴をよく表しています。

柱や耐力壁に頼らない構造だからこそ、天井までの大きなドアや吹き抜けなど、開放的な空間づくりが可能です。

また、構造計算が義務化されていることで、見た目の自由度と耐震性の両立ができるという安心感も得られます。

高い性能に安心

「SE工法で三階建てに住んでます。

一階はほぼビルトインガレージのみです。

先日の熊本県の震災で隣県ですが6弱の地震に会いました。

周りの民家が屋根が崩れたり、壁が落ちたりしてますが、我が家は何ともなく無事でした。

地震の際には揺れを抑えるというより

一緒に揺れるが、構造体は変形しないような感覚を覚えました。

若干建坪に関して割高でしたが、安心を買ったと思えば安かったかなと思います。

参考まで・・」

引用元:e戸建て

こちらの口コミは、SE工法の『耐震性の高さ』を実感した体験談です。

SE工法では、建物全体をしっかり構造計算したうえで設計されており、地震の揺れにも粘り強く耐えられる構造が確保されています。

特に三階建てやガレージ一体型住宅など、構造的に不安を抱えやすい設計でも、SE工法であれば十分な強度が保てる点は大きな魅力です。『安心を買った』というコメントは、SE工法の価値を端的に表現しているといえるでしょう。

注意点もあるが総合的に高評価

「SE工法、いいと思いますよ。

仕事で付き合いがあるから、良く言う訳じゃありませんが。

難を言えば、柱が大きくなるので室内に出る所ですかね。」

引用元:e戸建て

この口コミは、SE工法に対して全体的に高評価をしながらも、構造上の制約についても正直に言及している点が特徴です。

SE工法では強度を確保するために使用する柱が太くなる傾向があり、間取りや家具配置に多少の影響が出る場合もあります。

ただし、それを補って余りある耐震性や設計自由度の高さを評価する声が多く、総合的には満足度の高い工法であることがうかがえます。

実際の使用感に基づいた意見として、非常に参考になる口コミです。

3件の口コミを通じて見えてくるのは、SE工法に対する満足度の高さです。広い空間設計の自由度や耐震性の高さなど、SE工法の技術的なメリットが実生活においてもしっかりと実感されていることが伝わってきます。

一方で、『柱が太くなる』といった細かなデメリットに言及する声もあり、すべてが万能というわけではありません。しかし、そのような注意点を踏まえても、構造計算による安心感や、開放感ある空間設計への満足感が上回っており、『多少コストがかかっても安心を買いたい』『性能重視で家づくりをしたい』という人にとっては、非常に魅力的な工法であることがわかります。

口コミは実際の体験に基づいた貴重な判断材料です。SE工法を検討している方は、こうした利用者の声も参考にしながら、自分の理想とする住まいと照らし合わせて選択してみるとよいでしょう。

SE工法を検討する際は予算・間取りを踏まえて決めよう

SE工法を検討する際は予算・間取りをどのようにしたいか考えておく必要があります。とはいえ、始めから決めるのも難しいはず。

これまで解説してきた、デメリット5選デメリットに対する評判3選の内容を踏まえて、SE工法をおすすめする人の特徴、おすすめしない人の特徴・理由を解説していきます。

SE工法がおすすめな人

SE工法をおすすめする人は、在来工法の良さを活かしつつ、耐震性を高めたい方です。また、耐震性を高めるためのコストをかけられる余裕がある方です。

SE工法は、従来の在来工法の耐震性を強化した造りになっています。具体的には接合部などの金具に工夫がされているんでしたね。

一方、SE工法をおすすめしない人は、在来工法のメリットを十分に活かして自由な間取りを設計したいという方です。

どうしても制限は出てくるので、その制限に合わない間取りやデザインを希望する場合はSE工法を選択するべきではありません。

三鷹市で注文住宅を建てるなら大創建設がおすすめ

大創建設
出典元:大創建設
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項目詳細
会社名大創建設株式会社
住所東京都三鷹市上達雀7丁目32番32号
対応エリア三鷹市・武蔵野市・調布市・小金井市・府中市・西東京市・杉並区・練馬区・世田谷区
公式サイトhttps://www.daiso1966.jp/

SE工法のような耐震性・快適性に優れた家づくりを検討している方におすすめなのが、1966年創立の老舗ハウスメーカー『大創建設』です。

三鷹市を中心に、地域に密着した住宅づくりを長年にわたり手がけており、高い技術力と信頼性に定評があります。

大創建設の特長は、健康・快適・安心・安全を追求した高性能住宅へのこだわり。その象徴ともいえるのが、スーパーウォール(SW)工法を用いた住まいです。

SW工法は、高気密・高断熱・高耐震性能を兼ね備えた住宅を実現する工法で、地震や台風などの自然災害に強く、住環境の快適さも長く持続します。

家族が安心して暮らせる頑丈な構造、そして一年中快適な室内環境を叶えたいという方にとって、大創建設は信頼できる住宅会社といえるでしょう。

大創建設株式会社の口コミや評判、特徴に関して、以下の記事で詳しく解説しています。同社について詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

まとめ

SE工法のデメリットを解説しました。SE工法のデメリットは以下の5つです。

  • 施工できる工務店が限られる
  • コストが割高になりがち
  • シックハウス症候群の恐れ
  • 長期間の耐久度は証明されていない
  • コストダウンが容易にできない

上記のデメリットがあることを踏まえた上で、SE工法で建築すべきかどうか検討する必要があります。

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