注文住宅はインテリアや間取り、設備など、すべて自分の理想通りにカスタマイズが可能です。しかし、大きな買い物だけに失敗は避けたいものです。
この記事では、注文住宅でかかる費用の内訳から、予算別の実例、費用を抑えるためのポイントまで、詳しく解説していきます。
これから注文住宅の建築を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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注文住宅でかかる費用相場の内訳は?
費用は大きく分けて2つあります。
土地を保有している人は、建築費や諸経費のみになりますし、土地を保有していない人は、どちらも費用がかかってきます。
ここでは、上記2つに分けて費用相場を解説していきます。
注文住宅の土地購入代金の相場
上記でも解説したように、土地を所有していない方は、建築費に加えて土地の購入代金がかかります。内訳は、以下のようになります。
- 手付金:物件価格の5~10%
- 購入物件の残代金:物件価格から手付金と住宅ローン借入金を差し引いた金額
- 購入諸費用:印紙税や仲介手数料の半額などが含まれ、目安は「土地代金+建築費用」の6~10%
例えば3,000万円の注文住宅であれば、手付金は150万円~300万円、購入諸費用は180~300万円が相場です。
ただし、土地の条件や建築工事の進行状況、住宅ローンの組み方によっては、これらの費用がさらに増える場合があります。家の建築を依頼する工務店やハウスメーカー、設計事務所などには、スケジュールや資金計画について相談できるところも多くあります。
そのため、まず建築会社を決めてから相談しつつ土地を探す方法もおすすめです。
注文住宅の建築費や諸経費の相場
建築費は本体工事費、付帯工事費、別途工事費に分類され本体工事費が全体の約7割を占めています。一般的な支払いは、工事契約時・着工時・上棟時・引き渡し時の4回に分けて行われます。
それぞれの時期に必要な費用について、詳しく見ていきましょう。
項目 | 説明 | 相場 |
---|---|---|
工事契約時 | 工事費の約10%を手付金としてお支払いが必要です。この手付金は最終的な工事代金に充当されます。 また、建築確認申請費として数万円程度の費用が発生します。これは建物が建築基準法などの法令に適合しているかを確認するための必須費用です。 スムーズな工事開始のため、これらの費用は事前に準備しておきましょう。 | 本体工事費3000万円の場合は、約300万円のお支払いになります。 |
着工時 | 工事費用の約30%にあたる着工金を支払う必要があります。さらに、工事の安全を祈願する地鎮祭を行うため、神主への謝礼やお供え物などの費用が1万〜3万円ほどかかります。 地鎮祭は、工事の無事を願う重要な儀式です。また、近隣住民への挨拶として、手土産を用意する場合もあり、その費用も別途必要になることがあります。 これらの費用も事前に考慮しておくことが重要です。 | 本体工事費3000万円の場合は、約900万円のお支払いになります。 |
上棟時 | 工事費用の約30%となる中間金の支払いがあります。これは建物の骨組みが完成した時点での重要な支払いです。 上棟式を行う場合は約10万円の費用が必要で、職人へのご祝儀なども別途発生します。 中間金と式典費用を合わせると、この時期は大きな出費となるため、計画的な資金準備が欠かせません。 | 本体工事費3000万円の場合は、約900万円のお支払いになります。 |
引き渡し時 | 建物が完成したら、引き渡し前に工事費の残金として約30%を支払います。さらに登記費用として約10万円が必要です。住宅ローンを借りる場合は手数料もかかります。 建築費の支払いスケジュールは以上の通りですが、住宅ローンが振り込まれるのは建築後、所有権が移転してからです。それまでに自己資金で賄えない場合は、つなぎ融資かローンの分割実行を利用することになります。 | 本体工事費3000万円の場合は、約900万円のお支払いになります。 |
4回に分けたスケジュールで支払う建築費用は、3,000万円の家であれば、契約時に300万円、着工時に900万円、上棟時に900万円、引き渡し時に900万円というイメージになるでしょう。
予算別の注文住宅事例3選
それでは、実際の予算に応じてどのような家が建てられるのか、具体的な事例を見ていきましょう。予算によって実現できる内容は大きく異なります。
1000万円台で建てられる注文住宅例
1,000万円台の注文住宅は、コスト削減により価格を抑えつつも、住宅として必要な要素を備えています。ただし、間取りや性能に制限があるため、それを理解した上で選ぶことが大切です。
間取りはパターン化され、建物形状のシンプル化や水回りの集中、廊下の最小化などで効率を追求しています。デザインは装飾を抑えたシンプルさが特徴で、トレンドのモダンな外観も可能です。
設備や建築部材は型落ちモデルや大量生産品が中心となり、選択肢が限られますがその分コストが抑えられます。自身のこだわりを優先しつつ、合理的な判断が求められる選択肢です。
2000万円で建てられる注文住宅例
2,000万円台の予算は、こだわりを反映しやすい価格帯です。この予算であれば、耐震性や断熱性の基準もクリアできるでしょう。すべての希望をかなえるのは難しいかもしれませんが、外観や内装をシンプルにしつつシステムキッチンを高グレードにするなど、工夫次第で理想の住まいに近づけることができます。
予算を配分する際には、将来を見据えた優先順位をつけることも重要です。長く暮らしやすい間取りなど、今後の生活を考慮した設計を検討してください。
3000万円で建てられる注文住宅例
建築費用が3,000万円台を超えると、全国平均に近づき、実現したい内容を実現しやすくなります。
3,000万円台前半では、3~4人家族が快適に暮らせる広さとグレードの家が建てられます。3,000万円台後半になると、さらに広い家が建てられ、設備や建材のグレードアップも可能です。
また、首都圏など建築費用が高い地域でも、正方形や長方形のシンプルな形状にとどまらず、敷地を最大限に活用した一戸建てを建てることができる可能性があります。
さらに、質の高い注文住宅をハウスメーカーに依頼するという選択肢も広がります。
注文住宅の費用相場よりも安く抑えるポイント
予算内で理想の家を建てるために、費用を抑えるポイントを見ていきましょう。安く抑えるポイントは以下の2つです。
上記2つの内容について具体例も踏まえながら解説します。
建物や間取りの見直しで費用を抑える
「建物や間取りの見直しで費用を抑える」ことは、無理に妥協するのではなく、賢く取捨選択を行うことで、快適な住まいとコスト削減を両立する方法です。3つの具体例を見ていきましょう。
1つ目は、延べ床面積を減らすことです。広さを縮小することで、材料費や施工費を削減できます。
2つ目は、建物や屋根の形状をシンプルにすることです。外壁の凹凸や構造材、屋根材を減らし、総2階建てのシンプルなデザインを採用することで構造材や施工費を削減できます。特に屋根は、切妻や片流れなどシンプルなデザインを選ぶことがおすすめです。
最後に、部屋数を減らすことです。例えば、新築時には子ども部屋を1部屋にして、後で間仕切りを入れることで部屋数を減らすことができます。また、廊下や玄関ホールなど部屋以外のスペースを減らしたり、和室を作らず洋室にするといった工夫も効果的です。
設備の費用を抑える
「設備の費用を抑える」ことは、単に安い設備を選ぶだけでなく、自分たちのライフスタイルや優先順位に合わせた良い選択を行うことです。長期的な使用感やメンテナンスコストも考慮しながら、満足度の高い設備を選びましょう。
例えば、以下の3つの工夫で抑えることができます。
1つ目は、窓やドアの数を少なくすることです。窓やドアが多いと費用が増えるため、優先度の低い場所では数を減らしましょう。ただし、窓を減らしすぎると部屋が暗くなる可能性があるのでサイズを小さくしたり、FIX窓を取り入れるなどの工夫を検討しましょう。
2つ目は、住宅設備を標準グレードにすることです。設備のグレードを標準に下げることでコストを削減できます。
最後に、エアコンや照明を施主支給にすることです。エアコンや照明を施主支給(自分で手配)にすることで、施工業者の手数料や割増の費用を削減できます。
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項目 | 詳細 |
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公式サイト | https://www.daiso1966.jp/ |
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まとめ
注文住宅の建築では、予算配分の優先順位付けが重要です。土地購入から建築工事、諸経費まで、さまざまな費用が発生します。
こだわりたい部分とコストを抑える部分を明確にすることで、理想の住まいづくりが可能になります。
無理のない予算計画で、長く快適に暮らせる家づくりを目指しましょう。