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いまさら聞けない!気密性を表すC値ってなに?C値の基準や重要視される理由まで

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「気密性とC値ってなに?」
「なぜC値は注目されているの?」

高気密高断熱の住宅について調べていると「C値」という言葉を目にし、どんなものなのか疑問に思っている方も多いでしょう。

気密性の高い住宅を検討している方は、C値をしっかり理解していないと、思うような気密性能が得られない恐れがあります。

そのため、本記事ではC値が重要視されている理由やC値を高める際の注意点やポイントについて解説していきます。気密性能の高い住宅を手掛けているおすすめの住宅会社も紹介しているので、参考にしてみてください。

また、以下の記事では当メディアが厳選する高性能にこだわる住宅会社を紹介しておりますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

目次

C値(気密性)とは

C値は、高気密高断熱住宅を目指す上で、必ず耳にする言葉です。このC値とは、建物にどれくらいのすき間があるのかを表す数値です。『C値=建物全体の合計隙間面積÷延床面積』で表されます。

つまり、C値が低いほど隙間がなく、気密性が高いということです。延床面積にC値をかけるだけで計算できます。

また、C値は建物の構造や窓などの仕様も関わりますが、職人の施工品質が最も重要です。すべて施工品質次第なので、C値を低くするためには、施工品質が重要と認識しておきましょう。

求めるC値(気密性)の基準

C値について理解はしたものの、どれくらいの数値にすれば良いのか判断が難しいという方も少なくないでしょう。そこで、家づくりにおいてどの程度の気密性が必要なのか、求められるC値の基準を紹介します。

ちょうどいい塩梅のC値

一般的にC値1.0以下が高気密住宅とされています。そのため、1.0を少し下回る『C値=0.7~0.5』がちょうどいい塩梅です。

『C値=0.7以下』が推奨される理由

C値は低いほど良いですが、数値を低くしようとする程費用もかかります。ただし、気密住宅の施工に慣れている会社であれば、不可断熱や気密テープなどが標準仕様となっていることが多いです。

なぜC値を1.0ではなく、0.7以下が推奨されるのかというと、気密性能は経年劣化してしまうからです。特に、窓やサッシなど、頻繁に開閉する箇所は少しずつ隙間ができてきます。

『C値=0.2〜0.1』を目指しても、劇的に暮らしが快適になる訳ではないため、『C値=0.7以下』を目指すと良いでしょう。

C値(気密性)が重要視されている5つの理由

C値(気密性)が重要視されている理由は以下5つあります。

下記で詳しく解説していくので、なぜ重要視されているのかチェックしてみてください。

①ランニングコストを抑えられる

C値(気密性)が重要視されているのは、ランニングコストを抑えられることが理由のひとつです。高気密な住宅は、室外の影響を受けにくいという特徴があります。そのため、冷暖房効率が良くなり、快適な室内環境が実現できます。

冷暖房効率が良くなると、光熱費の削減につながるため、ランニングコストを抑えられます。

②効率良く空気を循環できる

気密性が高い=建物の隙間がないため、計画換気が可能になり、室内の温熱環境を安定化させることが可能です。

一方で、気密性が低いと隙間が多く、外部から入った冷たい空気は足元に留まり、上半身は暖かい空気が留まるという不快な環境が形成されてしまいます。

計画換気ができると、良質な温熱環境を維持しながら室内の空気を循環させられます。

③断熱性能を保てる

断熱性能が高く、室内外の熱移動を減らしても、気密性能が低いと隙間から空気が出入りし、断熱性能の効果が薄れてしまいます。

気密性能と断熱性能の両方が揃うことで、快適な室内環境を実現できるのです。

④外から汚染物質の侵入を防げる

外気中には、花粉やPM2.5などの健康に害を及ぼす物質も存在しています。気密性が高いと、建物の隙間が減るため、これらの物質が室内に侵入しにくいです。

このように、気密性を高めることで外部からの花粉やPM2.5などの微粒子の侵入を防ぐことができ、家族の健康を守ることにつながります。

⑤ヒートショックのリスク軽減できる

ヒートショックはめまいや失神、心筋梗塞などを引き起こします。これは、急激な温度差が原因となり、血圧が急上昇するなど体調に悪影響を及ぼす現象です。

冷暖房が効いた部屋と、廊下やトイレ、脱衣所など冷暖房機器の無い場所との温度差が大きい場合は注意が必要です。気密性が高い住宅は、室内の温度差を小さく保つため、ヒートショックのリスクを軽減できます。

C値(気密性)を高めるためのポイント・注意点

C値を高めるためのポイントや注意点を以下3つ紹介します。

下記で詳しく解説していくので、C値を高める際の参考にしてみてください。

①防湿気密シートの施工

気密性を高める工事では、防湿シートを使用することが多いです。防湿シートはサランラップのようにロール状になっており、壁面と天井面に貼り付けて使用します。

気密性能を高めるために防湿シートを施工すると、空気や水蒸気の出入りを減らせます。冷暖房機器と一緒に加湿器を稼働する場合でも、適切な湿度を一定に保ちやすいです。

②C値は永久に保たれない

気密性能は、徐々に劣化していきます。そのため、C値を0.7以下にしても、その数値が永久に保たれないことを覚えておきましょう。

要因はさまざまですが、窓やドアの開閉などにより隙間が大きくなる場合もあります。また、リフォームやエアコンの取付工事で隙間ができるケースもあるため注意が必要です。

③窓や玄関ドアなどの種類を意識

窓は開閉形式の違いによって、気密性能が大きく変わります。そのため、気密性を高めやすい玄関ドアや窓を選ぶことがおすすめです。

四方を溶着で接合し、フレームに隙間ができない樹脂サッシや固定窓は気密性能が高いです。

気密性の高い住宅を建てるなら大創建設がおすすめ

大創建設
出典元:大創建設
スクロールできます
項目詳細
会社名大創建設株式会社
住所東京都三鷹市上連雀7-32-32
TEL0422-41-5991
ホームページhttps://www.daiso1966.jp/

大創建設株式会社は、1966年に東京都三鷹市で創業した注文住宅会社です。創業55年以上の歴史を持ち、その中で培ったノウハウと技術力を生かし、高性能住宅を提供しています。

そんな大創建設株式会社がつくる住宅は、厳しい条件を満たすZEH住宅に対応できるほど、断熱性・省エネ・創エネに優れているのが特徴です。施工はすべて自社職人と自社施工を基盤としているため、安心して任せられます。

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まとめ

本記事では、気密性能C値について重要視されている理由や推奨されている基準、重要視されている理由などについて解説しました。C値とは、建物全体の隙間がどれくらいあるのかを示す数値です。

C値が低いほど、室内外の空気が出入りしにくく、気密性能の高い住宅といえます。気密性能は住宅の住みやすさに大きく関与しているため、注目すべきポイントです。

気密性能の高い住宅を検討している方は、断熱性とのバランスをみて、住んでいる地域に適したC値を目指しましょう。最後には、高性能住宅を数多く手掛けている施工会社を紹介しました。どの会社にしようか迷っている方は、相談してみてください。

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