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枠組壁工法と在来軸組工法、どちらがおすすめ?徹底比較で検討しよう!

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木造住宅の代表的な工法である枠組壁工法と在来軸組工法。どちらも耐震性や断熱性に優れていますが、特徴は大きく異なります。

枠組壁工法は、面で支える工法のため、大きな開口や自由な間取りが取りやすいのが特徴です。また、工場生産された部材を使うため、施工精度が高く、品質が安定しています。

在来軸組工法は、線で支える工法のため、耐震性や耐火性に優れています。また、柱や梁の位置を自由に決められるため、間取りの自由度が高いのも魅力です。

とはいえ、どちらの工法が自分に合っているのか分からない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、枠組壁工法と在来軸組工法の特徴やメリット・デメリットを比較します。ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、最適な工法を選ぶための参考にしてください。

目次

木造住宅の構造と2つの工法の違い

木造住宅の構造には、大きく分けて、枠組壁工法と在来軸組工法の2種類があります。それぞれの構造の特徴や、2つの工法の違いについて解説します。

木造住宅の構造

木造住宅は、柱や梁、土台、床、壁、屋根などの部材を組み合わせて建てられる住宅構造です。

部材構造
柱は、建物の骨組みとなる部材です。木材や鉄骨で作られます。
梁は、柱をつなぐ部材です。木材や鉄骨で作られます。
土台土台は、柱を支える部材です。コンクリートや木材で作られます。
床は、建物の下部を支える部材です。木材やコンクリートで作られます。
壁は、建物の外側や内側を囲む部材です。木材や石材、コンクリートで作られます。
屋根屋根は、建物の上部を覆う部材です。木材や鉄骨、コンクリートで作られます。

これらの構造で木造住宅は建てられますが、どのような建築工法で建てるかは目的に合わせて変えていきます。具体的には、以下の2種類です。

  • 枠組壁工法
  • 在来軸組工法

順番に解説していきます。

枠組壁工法の構造

枠組壁工法は、壁で建物を支える構造です。壁は、柱と梁を組み合わせて作られた壁パネルで構成されます。

つまり、壁が面で建物を支えるため、大きな開口や自由な間取りが取りやすいのが特徴です。また、工場生産された部材を使うため、施工費は抑えられます。

そのほか、断熱性や調湿性、音響遮蔽性に優れているのが特徴です。冬も快適に過ごせる住宅を希望する方は、枠組壁工法が適しています。

ただし、耐火性が低いため、乾燥などによる火災のリスクが高い地域では、在来軸組工法などの耐火性に優れた工法を選ぶことを検討しましょう。

在来軸組工法の構造

在来軸組工法は、柱や梁を組み合わせて、建物を支える工法です。壁が線で建物を支えるため、耐震性や耐火性に優れています。柱や梁の位置を自由に決められるため、枠組壁工法同様に、間取りの自由度が高いのも魅力です。

耐震性や耐火性を重視する方におすすめなほか、間取りの自由度を重視する方も、在来軸組工法が適しています。ただし、大きな開口や自由な間取りを希望する場合には、枠組壁工法などの工法も検討するとよいでしょう。

枠組壁工法のメリット・デメリット

2つの建築工法について理解を深めたあとは、順にメリットデメリットの理解も深めましょう。まずは、枠組壁工法について解説していきます。メリット・デメリットを以下の表にまとめました。

メリットデメリット
・施工費が安い
・断熱性が高い
・音響遮蔽性が高い
・耐震性がやや劣る
・自由度が低い

それぞれ紹介していくので、参考にしてみてください。

メリット1:施工費が安い

枠組壁工法は、在来軸組工法に比べて、施工費が安くなる傾向があります。具体的には、坪単価で10万円〜20万円程度安くなると言われています。

ただし、部材の種類やグレードによって、施工費は変動します。また、工務店や地域によっても、施工費は異なるため、複数の業者から見積もりを取ることがおすすめです。

枠組壁工法は、工場生産された部材を使うため、施工精度が高く、品質が安定しています。また、柱や梁の配置が決まっているため、施工が効率よく進むというメリットもあります。

メリット2:断熱性能が高い

枠組壁工法は、壁が面で建物を支えるため、空気の層をつくれます。この空気の層が断熱材として機能し、室内の温度を一定に保つことが可能です。

そのため、枠組壁工法の住宅は、断熱性能が高く、夏は涼しく、冬は暖かいという特徴があります。具体的には、壁の厚さ100mmの場合、在来軸組工法に比べて、断熱性能は約1.5倍程度高くなるといわれています。

壁が面で建物を支えるため、空気の層をつくることができ、壁の構造用合板に断熱材を充填することができる枠組壁工法ならではの特徴です。

メリット3:音響遮蔽性に優れている

枠組壁工法は、断熱性と同様に音響遮蔽性に優れています。理由は、壁が面で建物を支えるため、空気の層をつくることができるからです。この空気の層が音響遮蔽材としても機能し、外部からの音や、部屋間の音を遮断できます。

そのため、枠組壁工法の住宅は、静かな住環境を実現することが可能です。具体的には、壁の厚さ100mmの場合、在来軸組工法に比べて、音響遮蔽性能は約1.2倍程度高くなるといわれています。

音響遮蔽性を高めると騒音の防止や睡眠の質の向上など、住まいの快適性や健康性を向上させられます。

デメリット1:耐震性・耐久性がやや劣る

枠組壁工法は、壁が面で建物を支えるため、地震の揺れにしなやかに対応できます。しかし、在来軸組工法のように、柱と梁が線で建物を支える構造に比べると、耐震性や耐久性はやや劣ることがデメリットです。

具体的には、在来軸組工法に比べて、地震の揺れに耐えられる強度は約1.5倍程度低くなると言われています。また、枠組壁工法では、壁の構造用合板が劣化すると、耐震性が低下するリスクがあります。

デメリット2:自由度が低い

枠組壁工法は、壁が面で建物を支えるため、壁の位置や大きさが決まっています。そのため、在来軸組工法に比べると、間取りの自由度が低いことがデメリットです。

具体的には、以下のような制約があります。

  • 壁の位置を自由に決められない
  • 開口を大きくしづらい
  • 大空間をつくりづらい

枠組壁工法は、壁が面で建物を支えるため、壁の位置や大きさが決まっています。壁は耐力壁として機能するため、後から壁の位置や大きさを変えようとすると、耐震性が下がる可能性があるため注意が必要です。

在来軸組工法のメリット・デメリット

次に、在来軸組工法について解説していきます。メリット・デメリットを以下の表にまとめました。

メリットデメリット
・耐震性・耐久性が高い
・自由度が高い
・メンテナンスしやすい
・施工費が高い
・断熱性能が低い

枠組壁工法の反対ではありますが、それぞれ紹介していくので、参考にしてみてください。

メリット1:耐震性・耐久性が高い

在来軸組工法は、柱と梁が線で建物を支える構造です。柱と梁を金物でしっかりと接合することで、地震の揺れに強い構造を実現しています。

また、在来軸組工法は、柱と梁の位置を自由に決められるため、耐震性を高めるための耐力壁を適切に配置できます。

地震や台風などの災害に強い家を建てられたり、長く住み続けることが可能です。耐震性・耐久性が高い住宅は、住まいの安全性や安心感にもつながるでしょう。

メリット2:自由度が高い

在来軸組工法は、柱と梁の位置を自由に決められるため、間取りの自由度が高いというメリットがあります。

壁の位置を自由に決められるため、開口を大きくしたり、大空間を作ったりできます。また、リフォームや増改築にも対応しやすいという特徴も。

自分が理想とする間取りや開口を実現でき、空間を有効活用できるため、住まいの使い勝手や快適性を向上できます。

メリット3:メンテナンスしやすい

在来軸組工法は、メンテナンスしやすいメリットがあります。

柱と梁が独立して存在するため、壁の位置を自由に変えることができます。そのため、壁の損傷や劣化が発生した場合、壁の位置を変更することで、補修や交換が容易です。

また、在来軸組工法は、工場で製作された部材を現場で組み立てるのではなく、現場で加工して組み立てるため、施工後の修正や補修も容易にできます。メンテナンスしやすい住宅は、住まいの長寿命化につながるでしょう。

デメリット1:施工費が高い

在来軸組工法は、柱や梁などの部材を現場で加工して組み立てる必要があるため、施工費が比較的高くなることがデメリットです。

施工精度を高めるために熟練した職人の手作業が必要となってしまうのも、施工費が高くなることに関係しています。予算が限られている場合は、間取りをシンプルにしたり、枠組壁工法などの工法変更も検討したりすることをおすすめします。

デメリット2:断熱性能が低い

在来軸組工法は、柱と梁が独立して存在するため、壁の厚みが薄くなります。そのため、断熱材を十分に充填することが難しく、断熱性能が低くなることがデメリットがです。

断熱性能が低いと、夏は暑く、冬は寒いなどの問題が生じ、冷暖房費の負担も大きくなりがちです。断熱性能を高めるために、壁の厚みを増やしたり、断熱材の種類や厚みを変えたり、外壁に断熱材を施工したりしましょう。

予算や希望に合わせて、適切な対策を検討することが大切です。

どちらの工法がおすすめ?

在来軸組工法と枠組壁工法は、どちらも日本の木造住宅で主流の工法です。

耐震性・耐久性重視の場合は、在来軸組工法がおすすめです。在来軸組工法は、柱と梁が線で建物を支える構造であるため、地震の揺れに強いメリットがあります。また、間取りの自由度も高く、リフォームや増改築にも対応しやすいという特徴があります。

施工費重視の場合は、枠組壁工法がおすすめです。枠組壁工法は、柱と梁が面で建物を支える構造であるため、施工費が比較的安くなります。また、断熱性能も高く、省エネ効果も期待できます。

それぞれの工法には、メリット・デメリットがあるため、ご自身の希望や予算に合わせて、どちらがおすすめなのかを検討してみてください。

在来軸組工法の家を建てるなら大創建設がおすすめ

出典元:大創建設
スクロールできます
項目詳細
会社名大創建設株式会社
住所東京都三鷹市上連雀7-32-32
電話番号0422-41-5991
公式サイトhttps://www.daiso1966.jp/

在来軸組工法の住宅を建てるなら【大創建設株式会社】がおすすめです。創業55年以上の中で培った技術力で「満足の先の感動」をモットーに、快適・安心・安全な住宅を建てています。

在来軸組工法で耐震性を高められるほか、住宅に使用する素材やスタイル、インテリアにもこだわった家づくりがしたい方におすすめです。

実際にホームページに施工事例なども掲載されています。ぜひ、一度ホームページを訪れてみてください。

まとめ

枠組壁工法と在来軸組工法は、どちらも日本の木造住宅で主流の工法です。それぞれの工法にメリット、デメリットがあるため、よく理解した上でどちらの工法が自分に合っているのかを確認しましょう。

耐震性・耐久性重視なら在来軸組工法、施工費重視なら枠組壁工法がおすすめです。その他、間取りの自由度、メンテナンスのしやすさ、断熱性能、デザイン性なども考慮しながら、ご自身の希望や予算に合わせて検討しましょう。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

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